5月18日のブログでも紹介しました、『祖父母の法事にて・・・その』の続きです。
保国寺は萬年山 保国寺禅寺と言われ、臨済宗東福寺が本山(京都)だそうです。
保国寺は西条市 加茂川の国道11号線より少し南で伊曾乃神社の西側奥の小高い
洪積台地の上にあります。
創建されたのは727年 新亀(しんぎ)4年 奈良時代(701年756年)の
ちょうど中間です。 誰が建てたか?ですが、聖武天皇です。
《 ここで、おさらい・してみましょうか!! 》
聖武天皇ですが、学生時代の歴史に必ず聞く名前ですね!
でも、どんな人物か? なかなか思い出し難いのでは?!
《 それでは簡単に、》
聖武天皇は、45代天皇で文武天皇(もんむてんのう:42代天皇)の息子です。
奥さんは その時代の権力者で、 藤原不比等(ふじわらのふひと) 別名:中臣鎌足(なかとみのかまたり)
の娘です。 [光明皇后(こうみょうこうごう)]
聖武天皇は当時の不安定な世の中を国家安泰の為に、平城京(京都)に『奈良の大仏』を
建てた事で有名です。
《 では、聖武天皇が なぜ保国寺を建てたか?》
先にものべた様に、聖武天皇は仏教を深く信仰していましたので、その仏教を広める為に
全国に国分寺(こくぶんじ)と国分尼寺(こくぶんにじ)を建てましたが、
保国寺もそれと同じ扱いとして 聖武天皇がこの地の西条へ 創建されたのです。
昭和57年(1982年)に、皇太子 浩宮さまが 保国寺に来訪されたのは、天皇家と保国寺が
縁の有る関係があったからだそうです。
《皇太子さまが来られるとは、かなり凄い事ではないのでしょうか!! お聞きしてびっくりしました。》
※今日はこの辺で終わります。
次は創建現代までの歴史をすごく簡単に 『・・・その続き』 で書いてみます。
【 御住職さんに、かたい(難い)話を、解かりやすく教えて頂いた話です。】