5月のある日に 親戚が、山林所有地の境界を10数年ぶりに見に行くから同行して欲しいと
依頼があり、西条市 荒川地区(高知県へ抜ける国道197号線沿い)の山林へ行きました。
目的地までは、徒歩で1時間程ですが登山道ではなく 地主や山仕事の方などが使う道です。
山歩きに慣れた方ではないと、素人では山には入れないと思いながら歩きました。
途中に 山の神様を祀る社 がありましたので、安全を祈り進みました。
道の脇には野草の花も咲き 疲れを癒してくれます。
これも、ひとつの楽しみなのでしょうね!
現地に着きました。山の中では 右を見ても…左を見ても… 360°見回しても…
僕には全く同じ風景です。 杉と桧の薄暗い山ん中って感じ!
10数年ぶりに現地に来る親戚の持ち主は、所有地の境界について記憶も あいまいですので、
山に詳しいの方にも同行して頂いていましたので 早速、 山林の境界探しが始まりました。
山の地図を見ながら歩くのですが、 この地図がまた測量図でなく、ただフリーハンドで引いた
線だけの図で 僕には難解な図面?? 〔海賊の宝の地図〕 とでも言いましょうか?!
反面…それも、宝探しの様で 楽しいと言えば楽しいのですが!!
とにかく その人と歩くと、びっくりする事ばかりです。
これが境界線です。 こんなん・・わかるわけない!??
平べったい石を 2枚合わせに しているのです。
昔の山の住人は、考えているなあぁと感心×感心でした!!
赤いペイントは今回 解かり易くする為に塗りましたが、ペイントの無い状態では
探しだすのは絶対!僕にはムリ!!・・・見過ごすただの石です!!
この石も境界だそうです。 ペイントなかったら、わかりませんよ!
山中には他にも石が ゴロゴロ 転がっていますから、僕には まったく区別つきません。
ところが23時間 達人と歩き廻ると、コツをつかんで少し面白くなってきました。
ほんと・・・宝探しみたいです。
谷や尾根も境界になっている事が多いそうです。
この岩の谷も境界でした。
そして境界に沿って内側に立っている木には、こうして地主がハチ巻きテープやペイントを付けて
自分の山であることを表示しているのです。
【 最後に・・・ 】
2日間に分けて山林を歩き廻りましたが、山に詳しいこの人は 山仙人とゆーか・・・
山の匠ですね! 足腰の疲れもありましたが、山の匠と一緒に居ると 知らない事ずくしで
〔いのしし〕の水浴び場や食べ残し後を見たり、さるに遇ったり 山についての話には
感心・感動もあったりで、少し知識も増え 結構 楽しい出来事でした。