築40年以上の和風住宅の
外壁の修繕・修理工事の
打合せに行ってきました。
山内建匠(有)で
建築させていただいた住宅です。
座敷・次の間(二間続きの和室)に
通されての打合せでした。
神棚・天袋・地袋・違い棚・前板
落し掛け・床柱・床框・書院・欄間障子
長押など十数年前の床の間造りです。
今ではほとんど造作することがない
座敷の「 床の間 」ですが
この様な本格的な和風造作には
昔から伝わる伝統技法や意匠を趣き
手加工・手仕上げで造られます。
使われる材質(木の種類)・材の寸法
材を取付ける為の基準となる寸法
各部天井高さや建具高さ・垂れ壁高さ
床柱・床材寸法や書院寸法などなど、
数多くの意味ある流儀があります!
現代の住宅では昔ながらの
本格的な座敷造りもなく
家族構成や生活スタイルの変化で
間取りプランに採用されることは
無いでしょうね!
私も家業を継ぎ大工として、
弟子入りから修業を積み
和の仕事も経験してきましたが
その経験と知識を生かし
今の住宅デザインにも
伝統的意匠も取り入れながら
昔ぽっくない・・お洒落感のある
今のスタイルの和を少しでも
後の代へと言葉や見せることで
(現存の座敷造りや構造を目で見て伝える)
伝えていきたいと考えます。