【建築・建設業の職人が激減で人手不足が深刻】
昨日 この問題についてテレビのニュース・報道を見ました。
私もこの事は現実として、いつも感じています。
今年の国土交通省の報告書の中で、大工職で25才以下が
1%を満たない。100人に1人もいないってことなのです。
大工技能者は、この10年間で30万人減少してて
現役の手の良い大工は50才~70才代がほとんど!
あと10年もしたら・・半数以上が60才以上!!
仕事の依頼があっても請け負う事が出来ない。
大工以外での建築職人も不足で仕事が、詰まりに詰まり 順番待ち
もう既に大変なことになっているのが現状です。
20~30年前では大工は手作業で墨付・手刻み‣規矩術を学び
すべての木造建築に対応出来る技術・技能を基本的に持っていた時代
現在は新築住宅では、構造と造作部材はプレカット加工品の既製品化
よって、プレカット加工の普及で手間要らず。
鉋(かんな)手鋸(のこ)・鑿(のみ)要らず・・道具要らずで
電動工具を使うことが主流となってきたのです。
これから大工職については、多種多様な工法や専門性などを
細分化して能力のレベル化や評価基準化も検討されており
私自身は弟子から修行をして今に至っており、大工をレベル化
するって非常に悲しい出来事だと思います。
以前は
職人はちゃんと修行し、弟子抜けすれば、棟梁・親方を目指し技術・技能を
いくらでも向上することが出来る現場や仕事・土場がありました。
今の時代ではそのような仕事が限られ、技術向上は頭打ちで
標準レベル化されることは、ほんと悲しいですね!
話しが難しい方向にハマってしまいそうなので・・・
えぇ~っと!! 先日の上棟では 僕と弟子とで
上棟式の準備を、二人で行いましたが
これも弟子としては、ワクワク・ドキドキですよ!
棟梁の上棟式の手伝いは、そんなに経験できない。
棟梁が全部 用意していくことが多いし、
指名してもらえないと勝手に手を出せないもんで。
目でちゃんと見て ・しっかり聞いて・・覚えるチャンスは
確実に覚えていく心構えが最も大事