昨日は築100年に近い和風建築の
座敷にある書院欄間の修理をしました。
【 書院造り 】
書院は座敷に面し 床の間と広縁との間仕切り壁に
造られ、広縁から差込んでくる明かりを
床の間側へと導いてくれる役割があります。
床の間の掛け軸や飾り置物を陰影深く
照らしています。
欄間には組子や彫刻や筬(おさ)欄間などの種類があり
今回の欄間は組子を緻密に組んでデザインされたもので
精巧な木工術で絵模様を表しています。
修理は欄間の枠建具の建付けと欠損した組子を
復元しました。
作業してて一つ一つの組子部材がめちゃめちゃ精巧に
造られていることにビックリでした!!
ほんとに先人の職人技術の高さと
仕事に対する真面目さがヒシヒシ伝わってきました。
私も心が洗われる気を感じ・・・また、
これからの もの造りへの考え方に刺激を受け
精進せねばと思う次第です。